
つくばエキスポセンター訪問
⑥の場所からてくてく歩きつくばエキスプレスに乗り、終着駅のつくば駅から少し歩くとつくばエキスポセンターがあります。



つくば万博開催当時に、万博を記念する恒久施設として日本政府が出展した施設。
万博終了後は科学技術への理解を啓発する科学館として運営されている。

〝つくば〟ということでロケットの展示が充実、定期的にワークショップや企画展をやっているし、大きなプラネタリウムも目玉。
本格派の科学館です。

でも、私にとって重要なのは、ここはつくば万博にまつわる品々が展示されているという事。
常設展示に比べれば規模は小さいですが、当時使われたアイテムや映像資料あり、模型展示あり、売店ではグッズも販売されている。
プラネタリウムへの入り口の手前にあります。つくば万博に思い出のある人には興味深いものである事は間違いなし、です。





そうは言っても、コスモ星丸が出てくる漫画は後にも先にも、この作品だけではないかと思うが(しかも作中に言及は一切ナシ)。



科学万博つくば’85 40周年記念展示
6月と9月には40周年記念展示をやっていたみたいです。6月の記念展示は見に行ったのですが、エキスポセンター内の一角にひっそりと展示されていました。
テーマは「万博を支えた脇役たち」。万博へのアクセスで活躍した高速道路やバス、国鉄で使われたアイテムなどを見ることが出来ました。
ちなみに、当時の常磐線の下り運行ダイヤは以下の通り。





万博にせよ何にせよ、ひとの営みって面白い?

つくばエキスプレスつくば駅周辺、つくば万博跡地周辺、ここを散策して感じたのは、…のどかで、人工的、というか、人の意志で形作られた街、ということでした。
政治的であれ経済的であれ、京都や東京もそうやって造られた街ですよね、よく考えてみれば。
ただ、つくばはなんだか違う。

それは、大阪の万博の跡地がカジノ・国際会議場・ホテル・商業施設など擁する総合型リゾートになる、という華々しさ、もしくは禍々しさに比べると、つくばは木枯し紋次郎のごとく『あっしにゃあ関わりのねぇこって』と言わんばかりの〝華を去り実に就く〟ぶり、ということであります。

つくば万博開催の経緯は〝つくば万博訪問記②〟でみましたが、この街の佇まいが、科学の発展、国の発展に想いを馳せた昭和の先人たちの気風を表しているような…。
そういうことではないような…。

ほのかに牛糞堆肥の香りただよう春風を感じながら、そう思いました。
ちなみに、万博運営関係者の開幕にあたってのあいさつを載せておきます。まあ、当たり障りのないコメントばかりなのですが。
国際科学技術博覧会名誉会長 内閣総理大臣 中曽根康弘氏
科学技術は、人類の歴史において常に先導的な役割を果たし、人類社会の進歩と発展を導き、人々の暮らしをより豊かなものにしてきました。科学技術が社会に極めて大きな影響を与えている今日、21世紀という新しい時代に向けての科学技術のあり方が問われております。
公式ガイドブックより
このような時期に、筑波研究学園都市を舞台として、国際科学技術博覧会が「人間·居住·環境と科学技術」をテーマとして開催されることは、まことに大きな意義を有するものであります。国民の皆様をはじめ、広く世界の人々、特に次代を担う世界の若人がこの博覧会に集い、科学技術の新たな展開について思いを巡らせていただきたいと考えております。この博覧会が、科学技術を通じて世界の国々の相互理解を深め、国際親善に寄与すると同時に、来るべき21世紀に向けてより大きな人類社会の進歩と発展の契機となることを念じてやみません。
国際科学技術博覧会政府代表 井川克一氏
国際科学技術博覧会は、国際博覧会条約に基づいてわが国で開かれる第3番目の国際博覧会であります。
公式ガイドブックより
国際博覧会は、開催国のみの事業ではなく、参加国、参加国際機関全体の共同事業です。科学万博に、80に上る国および国際機関が世界のすべての地域から参加されましたことは、国際社会の共同事業であるという意味からして、極めて幸いなことであります。
この共同事業の精神が、博覧会の後も受けつがれ、人間のための科学技術が、国際連帯を通じてさらに発展し、飢え、貧困の追放、より良い居住環境、ひとことで言えば、全世界において平和で豊かな生活の実現に貢献することを祈っております。
財団法人 国際科学技術博覧会協会会長 土光敏夫氏
「人間·居住·環境と科学技術」をテーマとする国際科学技術博覧会が開催の運びとなりました。
公式ガイドブックより
極めて厳しい世界の経済情勢にもかかわらず、このように盛大な国際博覧会を実現できましたのは、ひとえに国内各界こぞってのご支援と、海外から多くの国々と国際機関の参加協力をいただいたおかげでありまして、衷心より感謝申し上げます。
社会経済の発展にとって、科学技術の重要性がこれまでにも増して高まっている今日、歴史と伝統に支えられた個性豊かな科学技術が、あるいは次代を思わせる最先端の科学技術が、広い会場いっぱいに展開される科学万博は、科学技術のあり方を考え、人類社会の将来を展望するうえに、実り多い成果をお約束し、また、いながらにして楽しく世界各地に遊び、未来体験をしていただけます。お年寄りから子供さんまで、ひとりでも多くの方々のご来場をお待ちしていますが、とりわけ次代を担う青少年の皆さんには、ぜひとも観覧の機会をもっていただくことをねがっています。
国際科学技術博覧会名誉総裁 皇太子殿下からのお言葉
国際科学技術博覧会が、世界の国々の参加と協力を得て、ここに開催されますことは誠に喜ばしいことであります。
公式ガイドブックより 万博名誉総裁は、当時皇太子だった昭仁親王(現上皇陛下)
現代の科学技術の進歩は極めて目覚ましいものがあり、大勢の人々がその進歩によってもたらされた恩恵を享受しております。私たちの生活も、住む環境も、10年·20年前と比べるとき、大きく変わってきたことを感じます。いうまでもなく、科学技術の進歩は人類の幸福につながるものであると同時に、また、一方では、各種の問題を伴うものであることも忘れてはなりません。科学技術の著しい進歩の時代にあって、私たちは、すべての人にとって幸福であるような豊かで平和な社会を築き上げるために、科学技術を役立てていくことがますます必要なことであると思います。
このようなときに当たって、「人間·居住·環境と科学技術」をテーマとする国際科学技術博覧会が、筑波研究学園都市において開催されることは、大変意義深いことであります。
ここを訪れる皆さんは、世界の各地で生み出されてきた科学技術の歴史を振り返り、また、最新の科学技術に触れることによって未来に思いをはせ、人間と科学技術の在り方について考えを深められることと思います。この博覧会を訪れることが、皆さんにとって、楽しく、また、有意義なものであるよう祈っております。
つくばエキスポセンターロケットいろいろ
つくばエキスポセンターで撮った写真いろいろを紹介します。






日本のロケット、その開発に関する展示が充実、そのほかにも科学を興味深く捉えられる展示もいっぱい。プラネタリウムもあり、ちいさいお子様も楽しめるのではないでしょうか。
おわり















