終了マジで、濱吟カレー美味しや宇宙の道しるべ! GUNDAM FACTORY YOKOHAMAの思い出【マイ聖地探訪の旅】
『終了マジか! 3月「THE GUNDAM BASE YOKOHAMA 」ガンプラ在庫状況』よりつづき
もくじ
2020年から横浜で開催されていた〝動くガンダム〟。
山下埠頭で発見されたというガンダムタイプモビルスーツのパーツを再構築・研究のために造られたという「GUNDAM FACTORY YOKOHAMA」。
そこで組み上げられ、完成したのが「RX-78 F00」動くガンダム。
そのGUNDAM FACTORY YOKOHAMAが三月一杯で終了してしまうと聞き、二年前に一度行っていたのですが最後の思い出にもう一度行ってみたい、ショップである「THE GUNDAM BASE YOKOHAMA Satellite」で売っている限定ガンプラもゲットしたい。
と、思い再度横浜を訪れたワケですが…。
「THE GUNDAM BASE YOKOHAMA Satellite」の思い出
場内、ショップ内ともに大変混雑していたのですが、ショップの中そのものにはどこかさみしい雰囲気もありました。
店内の品ぞろえというものが、なんだか値下げをしないクリアランスセール状態。二年前に訪れた時は、店内に所狭しと色んなグッズ、プラモデルが売られていました。
プラモデルの品数も結構あった記憶がありますし、グッズも色々あった。アニメ関連のグッズは〝割高〟という事を知り、何を買おうか迷ったのを覚えています。
しかし今は売っているグッズも数種類、プラモデルは一種類のみ、それも現在は売り切れ。店内は空いているスペースも結構ある。
やはり、宴が終わってしまう感が非常に漂う店内、ちょっと寂しい。
もうちょっと早く行っていれば、一月二月あたりは再販プラモデルのラインナップもある程度充実していたようですし、ちょっと惜しいことをした。
しかし、哀愁を感じても、何かしらガンプラを手に入たいという目的は果たせたのでラッキーだったというべきでしょうか。
「GUNDAM Cafe」の思い出
終了間際のガンダムファクトリーでやりたかった事はもう一つ。
ガンダムカフェでのお食事。
前回はカフェでチーズバーガーセットを食べましたが、気になっていたのはもう一つ、メニューにある軽食のカレー。
前回は、カレーにするかハンバーガーにするか迷った末チーズバーガーにしたので、今度はカレーを試してみたい。チキンとビーフがあるのが悩みどころですが、ここはハンバーガーを提供しているお店と同じ尾島商店のメニュー『浜吟ビーフカレー』にしてみよう。
…ということで、プラモの高機動型ガンダムを手に入れた後、ガンダムカフェに直行しました。
外はちょうど動くガンダムの最初の演出である『起動実験』をやっている最中。なので、お客さんはみんなそっちに夢中。
屋外テラスは満席でしたが、店内は人もまばら。
入口の端末で注文、支払いを済ませたら、出て来る注文票をカウンターに出して後は待つだけ。
あまり待たされず、すぐに来ました。
『浜吟ビーフカレー』プラス、アイスコーヒーで計¥1830。
カレーは非常に美味。
芳醇で複雑な香り、味わい。肉もいっぱい入っていましたし、全体量はちょっと少ないし、見た目はコンビニ弁当のようだし、ともかくも、味そのものは手間暇かけて作られているのがわかるので美味しいのは美味しかった。
ただ、メニュー画像通りお皿で提供して欲しかった気もします。
価格を抑えるためにはしょうがないのだとは思いますが。
ガンダムカフェで食べるものとしてはハンバーガーやホットドックのようなファストフード的なメニューか、イラスト付きボトルのソフトドリンク、スイーツといったものをオーダーするのがお店の雰囲気には合っていたかなぁとも思います。
ガンダムの演出が終わると一挙に人がカフェやショップに集中するので、大混雑。
時間をずらして利用して正解でした。
「RX-78F00ガンダム」の思い出
食事も終わり、そのまま帰るのももったいないので、二年ぶりに動くガンダムの演出を見ましたが、やっぱり面白い。
「そういえば、こんなポーズしてたっけ」というような再発見があったり、「ガンダムが現実にあったらこんな動きをするんだな~」「この、スローにしか動けない重そうな物体が、ホントにマグネットコーティングをすれば俊敏な挙動ができるようになるのかな~」などなど、いろんな気付きの再認識がありました。
ドッグタワーから接近して見るのもまた、その巨大さやデティールを確認できますし、そういったハードを支えるテクノロジーの凄さ。
富野由悠季監督によるメッセージを読むと、動くガンダム製作にまつわる技術的な苦労や困難さがうかがい知れます。
ガンダムラボには、そのテクノロジーが結構詳細に展示されている。これを見ていると、もの凄い大勢の人たちの技術や努力が結集され、繋がってみせる時を示した大プロジェクトだったのだなぁと、改めてその壮大な遊び心、時代を変える始まりの時が来たという感慨を新たにしました(?)。
そのすべてを生み出す人間はちっぽけでそれを地上から見上げている。
そんな対比を想っていると何だか色々考えさせられる。『幾百、幾万、幾億の地上の星よ!』と叫びたい気分にもなります。
見れば見るほど色んな魅力に気付く。本当に動くガンダムが無くなるのは惜しい、と思います。
出入口近くのフェンスには富野監督のメッセージと、「機動戦士ガンダムSEED」エンディング画がディスプレイされていました。
SEEDは人気あるんですね~。ポーズをとって記念撮影する方がいっぱいいました。
しかしまあ、私は宇宙世紀シリーズだけでついて行くのに精いっぱいですが「バンダイチャンネル」(動画配信サイト)を見ていると、他にもSEED、00(ダブルオー)、Gレコ、オルタナティブ、ガンダムビルド、SDガンダム…、七つのカテゴリーに分けられていて、ざっくり勘定するとすべてのシリーズ作品総数は約50作品。
各作品には10~数十話のエピソードがあり、劇場版も含めるともっと数が増える。
初代ガンダムの完成度の高さがこのような裾野の拡がりをもたらしていると考えると…こんな作品類例がない。本当に日本のアニメが生んだ奇跡だと思います。
「GUNDAM FACTORY YOKOHAMA」で、その奇跡を改めて実感。宇宙のみちしるべとはこの事か!、と、思いたい感傷にもふけってしまいました。
ギャラリー「GUNDAM FACTORY YOKOHAMA」
いろいろ撮りました写真あれこれ