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2022年10月3日 0
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アクト1が始まった!『ソニック・ザ・ムービー/ソニック VS ナックルズ』【映画の雑感】

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『ソニック・ザ・ムービー/ソニック VS ナックルズ』見ました。
完璧でした。ソニックワールド アクト1が始まったという感じ。

2019年に公開された『名探偵ピカチュウ』も日本のゲームの映像化として大いに話題になりましたが、次に来たのは言わずと知れたセガのゲーム、『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』の実写映画化。

セーガー、の思い出

TVゲーム、コンシューマーゲーム、アーケードゲーム…、昔を思い起こせば、子供時代の私にとってTVゲームと言えばそれは「任天堂」と同義語でありました。
マリオだのドラクエだのFFだのと、ファミコンのシェアは圧倒的、その中心である任天堂はまさに『神』の如き存在だったのであります。
そんな状態なものですから、ファミコン勢とは一線を画し、コンシューマーで独自ハード路線を貫いていたセガというゲーム会社は、私にとっては若干印象の薄い存在でした。
古くはゲーセンで好きだった「トランキライザーガン」もしくは「ヘッドオン」「セガ・スペースアタック」がセガのゲーム初体験だったと思います。しかし幼少期のセガの記憶はそれのみ。「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」は、3Dアクションアドベンチャーになってからの「ソニックアドベンチャー」、メガドライブでは「ソニックCD」をプレイした事がある以外はほぼ未プレイ。
子供の頃ハマった「スーパーマリオ」だの「ドラクエ」だのに比べれば、「ソニック」に対する思い入れはちょっと薄かったというのが正直なところ。
ただ、私の記憶の中ではソニックというキャラクターが持つクールさ、マリオの野暮ったさやキュートさとは対極に位置するキャラクターの立て方は凄いなと思ったのは覚えています。

徹底してマリオの逆張り、といって良いのか…、私のイメージするソニックとは、

  • どんなにピンチに陥っても涼しく笑っていそう。
  • 何だかリア充そう。
  • まかり間違ってもミッキーマウスのようなカン高い声では喋らなそう。

そういう私の先入観、というか見方からすると、映画版「ソニック・ザ・ムービー」でのソニックの描かれ方はやや意外でした。

雌伏の「ソニック・ザ・ムービー」

どう見ても血縁関係の無さそうなミミズクに育てられ、

フクロウのロングクロー

そこをナックル族らしき敵に襲われて地球に逃れるのは良いとしても、地球でのソニックの生活はリア充とは程遠い、完全なぼっち。

アメリカの片田舎、グリーンヒルズの人々の生活を遠くから眺めて羨ましそうにしている様はまるっきりストーカーのよう。挙げ句の果てには夜中の野球場で、投手打者捕手野手のひとり四役をこなすエア野球大会をやっている姿を見せられた時には、あまりにもソニックが気の毒、「やめたげて」と叫びたくなりました。

であるからこそ、後半の展開は盛り上がるし話としては面白かったのですが、ドクターロボトニックはエッグマンのスタイルにはなっていないし、他のキャラも出てこないし、あくまでも「プレリュード・ソニックワールド」という感じ。

スター・ウォーズで例えるなら、エピソード4でルークというジェダイの新たなる希望が華々しく誕生したのにその後、ルークはダース・ベイダーに手首を切られるわハン・ソロはカーボン冷凍されるわでボコボコにやられ、その後の大団円エピ6「ジェダイの帰還」への雌伏の前フリとなったエピソード5「帝国の逆襲」が最初に劇場公開されたようなもの。

完璧『ソニック・ザ・ムービー/ソニック VS ナックルズ』へ

何となく、微妙な空気感を感じる内容だったのですが、そういう意味ではこの続編『ソニック・ザ・ムービー/ソニック VS ナックルズ』は完璧でした。

ソニックワールドが始まった!と感じました。

テイルズ、ナックルズという欠かせないキャラが登場し、マスターエメラルドというアイテムが出てきてストーリーの焦点も明確になり、一挙に賑やかさや作品世界が拡がって見応えがアップ。

前作はQueenの歌が使われたりしていましたが、歌が演出ポイントになっているのは今回も同様。ただ、ワタクシ、ソニックでプレイしたゲームの主題歌等は好きで良く聴きます。「ソニックCD」の主題歌 宇徳敬子さんの「Sonic‐You Can Do Anything」とか「ソニックアドベンチャー」でのCrush 40「Open Your Heart」とか大好き。そういうゲームの音楽は使われていないのでそこは残念。

ドクター・ロボトニック扮するジム・キャリーの怪演技を筆頭として、トム、マディ、レイチェル、ウェイドといった脇を固めるキャラクター達のはっちゃけぶりも楽しい。

展開はやや大げさで子供向けすぎるかな~という感じもあるのですが、お子様がソニックを初めて知るきっかけとしては最高の作品かもしれません。

そういうエンターテイメント作品としての完成度は高いので、基本的に前作を見ていなくても楽しめる。でも、どうせだったら「ソニック・ザ・ムービー」を見たうえで鑑賞したほうがイイのは間違いないです。
ラストでの、ソニックがトムやマディという家族、テイルス、ナックルズという仲間とともにいるシーンを見ても、前作を知らなければその感動の度合いは段違い。

まさにソニックの成長、進化がテーマなのだと痛感しました。
次作はどうもメタルソニックが出るみたいですし、この先の展開も楽しみです。

トムは本当に良い奴。こんな友達が欲しいです。

引用画像は 『ソニック・ザ・ムービー』本編冒頭プレビュー8分映像公開!
映画『ソニック・ザ・ムービー/ソニック VS ナックルズ』予告編
映画『ソニック・ザ・ムービー/ソニック VS ナックルズ』90秒メイン予告 最強バトル編! より

SEGA ソニック・ザ・ヘッジホッグ ソニック・ザ・ムービー ソニック・ザ・ムービー/ソニック VS ナックルズ

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