青春って理由なき欲望!『夏へのトンネル、さよならの出口 』の感想【映画レビュー】
原作を読んでから鑑賞しました。
思春期の生きづらさを美しい夏の青空に変えていくような、希望や疾走感を感じる青春モノ。青春って大雑把、でもそれがイイ?、と感じる作品でした。作画は繊細、声優さんの演技も良い。不満があるとすると、原作での主人公の境遇とかでしょうか——。
藤子・F・不二雄短編作品「ボノム=底抜けさん=」レビュー 【漫画本レビュー】
神の沈黙と仁吉さんの饒舌。どんなに虐げられても怒らない。ナゾのお人よしサラリーマン仁吉さん孤高の哲学。その真相を知った時、我々は刻の涙を見る——。というような、人生の中ではこんな嫌なこともあるかもなぁ…というあるある感から、「んなわけない!」と言いたくなるようなSF的テーマにつながっていく展開はさすがF作品。
「ぷちっ」の衝撃 映画『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』レビュー
79年に放映されたTVアニメ『機動戦士ガンダム』の伝説的エピソード第15話『ククルス・ドアンの島』。これが映画化される。「エヴァンゲリオン」でいうならジェットアローンを主人公に一本映画を作るようなもの。それだけ「ククルス・ドアン」のテーマ性には秘めたるポテンシャルがあるということなのでしょうか。
藤子・F・不二雄短編作品「カイケツ小池さん」レビュー 【漫画本レビュー】
『スーパーさん』に続くスーパーマンもの作品。こちらは掲載誌がビッグコミックだけに、内容は社会性が増している印象。「正義」の実現を意識しつつも、突然超人的な力を得た人間の混乱や騒動をコミカルに描くのは『スーパーさん』と同じですが、テーマ的に違うのは「正義」というもののあやふやさ、危険さが描かれている点だと思います。
近年稀に見る〇作!バブルバブルの泡沫映画 映画『バブル』レビュー【映画レビュー】
いろいろオリジナルのアニメ映画を見る中で、企画意図や発想は素晴らしいのに制作費や人的リソースの問題なのか、うまく機能していない作品というのは数多く見てきました。
この『バブル』は逆のパターンのような気がします。物語の目的とか着地点が提示されないし、各キャラクター達も状況に流されているだけで何をしたいのかも良くわからない
藤子・F・不二雄短編作品「ぼくのロボット」レビュー 【漫画本レビュー】
JAグループの出版事業団体である「家の光協会」が発行する会員向けの子供雑誌「こどもの光」(現「ちゃぐりん」)1970年1月号に掲載された作品。あの農協から「ちゃぐりん」なる雑誌が発行されているという事はぜんぜん知りませんでした。この『ぼくのロボット』を読む限り、子供の情操を重視した雑誌なのだろうなぁと想像します。
藤子・F・不二雄短編作品「ミノタウロスの皿」レビュー 【漫画本レビュー】
藤子・F・不二雄SF短編<PERFECT版>(1)ミノタウロスの皿 に収録されている「ミノタウロスの皿」の感想です。 2「ミノタウロスの皿」の感想 1969年、ビッグコミック10月10日号に掲載された作品。既成の常識で、疑問に思う事も無い人…
藤子・F・不二雄短編作品「スーパーさん」レビュー 【漫画本レビュー】
藤子・F・不二雄SF短編<PERFECT版>(1)ミノタウロスの皿 に収録されている「スーパーさん」の感想です。 1 「スーパーさん」の感想 1968年小学館発刊の「少女コミック」(現「Sho-Comi」)9月号に掲載された作品。ある日突然…
藤子・F・不二雄SF短編<PERFECT版>(1)ミノタウロスの皿 レビュー 【マンガ本レビュー】
藤子・F・不二雄SF短編<PERFECT版>(1)ミノタウロスの皿 藤子・F・不二雄のSF短編112話を全8巻に完全収録した“PERFECT版”が登場! 鋭い風刺精神を存分に発揮した「藤子美学の世界」にどっぷり浸かれる作品集! Amazon…
福島よいとこ 何度も行こう 映画『フラ・フラダンス』レビュー【映画レビュー】
オリジナルアニメ映画『フラ・フラダンス』 作品の概要 東日本大震災の被災地支援のためのプロジェクト「ずっとおうえん。プロジェクト 2011+10…」。〝ご当地アニメ″によって被災地の観光資源を造る事を目的としたもので、 アニメ作品をきっかけ…