カテゴリーアーカイブ: アニメの感想

原作者である高山一実さんの〝アイドル〟という光と陰への心情、可憐で儚い作品の世界観というものは、一つの作品としてユニークで面白かった。
出てくるキャラクターもそれぞれ個性が立っているし、作画も良いし、声優さんも良い。映画として良い作品だと思いました。しかし──

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先日、「劇場版『ウマ娘 プリティーダービー 新時代の扉』」見ました。デザインにも作画にも勢いがあり、ここまでの迫力、リアリズム表現というものは今までのシリーズでは見たことが無かった。より深化したテーマという意味で、劇場版は歴代ウマ娘作品の中でも最高傑作と言えるのではないでしょうか。

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テレビアニメ「宇宙戦艦ヤマト」第16話『ビーメラ星地下牢の死刑囚!』より。森雪とアナライザーが主役になるエピソード。こういう本筋から離れた話がヤマトにもあるのは知らなかった。SFとしてハードなテーマながら、アナライザーの悲哀、人間的な悲哀を感じさせる内容は、考えさせられるものがありました。

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世界の鬼滅の刃ファンが集い、新シリーズ放映を祝う寿ぎ(ことほぎ)イベント〝ワールドツアー上映〟。
前回も舞台挨拶上映を見に行ったので今回もと、初日2月2日の舞台挨拶上映を見に日比谷のTOHOシネマズに行ってきました。(①②まとめ、ギャラリー追加版)

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ムーミンといえば、私は岸田今日子さんが声の主演をしていた「昭和ムーミン」の印象が強いのですが、本場フィンランドで制作されたパペットアニメーションが公開されると聞き、見に行きました。見てみると、日本の「ムーミン」とはかなり趣が違う作品なので驚きました。これが本来の「ムーミン」なのですね…

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初代の劇場版によるヤマトブームが起こったのは私が幼稚園児の頃で「ヤマト 劇場版」も、「さらば宇宙戦艦ヤマト」もリアルタイムで劇場では見ていない。今回、その二作が4Kリマスター化されて劇場公開されると聞き、日本初のアニメブームとなったあの当時の雰囲気をちょっとでも追体験出来ればと、両作品とも都内映画館で鑑賞しました。

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現在テレビで絶賛放送中『葬送のフリーレン』。前々から、少年マンガとしてのセオリーを全てぶち壊すかのような作風と、勇者ヒンメルの内面的イケメンぶりにワクワクしながら読んでおりました。その魅力について考えてみました。

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原作は短いエピソードの連続なので、明確なストーリーはない。そのため映画版は原作にはないエピソードを挿入してアレンジがなされていました。原作のテーマそのものはややぼやけているとも言えるかもしれないのですが、映画版は原作のメッセージを何倍にも強いものにしているとも思いました。

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作者の西村ツチカさんはどういう作風の漫画家さんなのかと思い、他の作品もいくつか読んでみたのですが、過去作と比べると、この「北極百貨店のコンシェルジュさん」はそれまでの作品とは別モノといっても良いぐらい、すごくとっつきやすく親しみやすい娯楽作品なのだな、というのがわかりました。でも、テーマは深く…。

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全編にわたり主人公マリアの受ける恐怖、崩壊へと向かう心理が延々と、悪夢の如き描写で描かれ、部屋の壁一面をドローイングでアニメーションにしたり様々に変化していくキャラクター達だったり…。そこにはチリの歴史というものが密接に結びついている、大変興味深い映画でした。テーマ理解の参考になる映像作品も紹介いたします。

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