トークショー「アニメ企画展開催記念『葬送のフリーレン』スペシャルステージ in サンシャインシティ噴水広場」に行ってから日を改め、「葬送のフリーレン展 ─冒険の終わりから始まる物語─」を見るために再び池袋サンシャインシティにケンイチ達はやって来たのでした。
東京会場はサンシャインシティの文化会館ビル3階展示ホールC。訪れたのはゴールデンウィーク後でありましたが、休日だったこともあり会場は結構混雑しておりました。
全体的なイメージとしては…
ケンイチ達としては、原画の展示や設定資料の展示とか、作者のインタビューなど、テーマに関わる突っ込んだ内容を期待していたようですが
ストーリーや設定の概略など、映像アトラクション的なものもあり世界観がわかりやすく展示。
そういった作品内容への理解が展示の中心でありました。
作中の名場面を等身大フィギュア化したもの等「映え」を意識した演出もあり、内容は盛りだくさん。そこに没入することが〝吉〟なのでした。
作中の名場面を再現した立像。
よく見ると、かなり精巧に造られていたのでした。
蒼月草エピソードのシーンも再現されていて…
さらに、ミミック体験コーナーまでありました。
ミミックである宝箱に頭を突っ込み記念写真を撮るという、まさに「没入」でありました。
禍々しいミミック、そこで記念写真を撮るという行為には、ケンイチはいささか抵抗を持っているようですが…
パンドラの箱、ラプラスの箱、安倍公房の小説『箱男』、村上春樹の『蜂蜜パイ』とか『UFOが釧路に降りる』にも「箱」が重要な暗喩として登場する。
「箱」というアイテムはどこか神秘的な、人間にとって重要な何かを象徴するモノ、と言えるのかも知れません。
それはすなわち、眼には見えないもの、言葉にはならないもの…。
希望、絶望、欲望、願望、すべての、形にはならないものに形を与える便利な道具。
パーセク⁉
パーセントの間違いでは…?
パーセク(英語: parsec、記号: pc)は、長さを表す計量単位であり、約3.0856775814671916×1016 m(約3.2615637771418798 光年)である。主として天文学で使われる。
Wikipediaより
間違い。
そもそも、この世の「正解」が何なのかも、誰も分からないのですから世の中どこもかしこも間違いばかり。
1%の勇気で、クビを突っ込んでみれば。
突っ込んでみれば…?
正解は分かるのでしょうか。
そんな事をすれば、ダブルのスーツを着て、もはや漫画のキャラではいられないような気もするケンイチなのでした。
それを恐れない勇気がケンイチには…。
結局、ケンイチはクビを突っ込まなかったのでした。
その答えをおぼろげながら感じるには、もうすこしケンイチは展示の見学を進めないとならないのでした。