破滅の海を仲間と共に。新たな希望へ、再生の道 映画『Flow』鑑賞記【映画レビュー】
ギンツ・ジルバロディス監督によるアカデミー賞受賞作品、『Flow』を観てきました。息もつかせぬ展開の活劇でありつつも、幻想的なビジュアル、希望や絶望、世界や人間の深層に迫るような視点も持つ素晴らしい映画でした。…であればこそ、日本のアニメの発展を願うケンイチなのでありました。
お花見に『秒速5センチメートル』桜を見に行き、その後『この世界の片隅に』の桜を思い出した話
「お花見に『秒速5センチメートル』桜を見に行った話」と、「「お花見に『5センチメートル』桜を見に行った話」のあと千鳥ヶ淵公園に行った話」の合体版です。散りゆく春の桜を求めて、いくつかの名所を巡りましたので、写真とともに報告いたします。
2011年「星を追う子ども」から‟おかえり”の旅 映画『すずめの戸締まり』【映画レビュー】
新海監督としては、今作は少女の成長物語として『魔女の宅急便』から影響を受けているようですが(おそらくは宮崎駿監督ver.)、私が興味深いと思ったのは意識しているのか偶然なのか、かつての迷作『星を追う子ども』に似ていると思うシーンや設定が多かった事。『星を追う子ども』と比較して考えてみました。
『星を追う子ども』的、ザ・たっち的『小説 すずめの戸締まり』読みました【日々の感想】
『小説 すずめの戸締まり』を読みました。 お話そのものは読んでいて楽しいドタバタロードムービーと言いますか、淡いラブコメ要素の入った『蟲師』と言いますか…。読んで連想したキーワードは、「少年マンガ的」『星を追う子ども』「破綻しかかったストーリー展開」「東日本大震災」「円熟味や安定感」「ご都合主義的」「ザ・たっち」…